重版出来

 プライムビデオで。

 あざといものもいくつかあったものの、伏線の張り方と回収がお見事。なんで視聴率とれなかったんだろう。

 

 

 

重版出来!  DVD-BOX

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愛の渦

 三浦大輔監督、ポツドールの舞台の映画化、愛の渦。プライムビデオで。
 話の展開として、筋をあっちに持って行ったりこっちに持って行ったり忙しいのだけれど、出演陣の顔芸がなかなかに良かった。

  • 部屋のドアを開けた時の窪塚君の顔一発
  • 門脇麦のガチな不細工顔と挙動不審具合
  • 池松くんが巨体にのしかかられている顔をカメラで1フレーム抜く感じ
  • 時生くんとおっぱじめた時の門脇麦の言葉にできない表情
  • 時生くんのいつもの軽薄な表情とガチな表情のスイッチング
  • 5:00a.m.に来て、みんなのやり遂げた一体感のシンクロ表情

なかなかでした。
 音響的にも、

  • じゃがりこの音じゃねえだろというキュウリ感のある音
  • 上の階に喘ぎ声がこだまし過ぎだろうという音

が興味深かった。
 また、舞台でどう演じていたのかなというのが気になりました。フロアの表現とか、音声の感じとか。
 でも、カルピスの隠喩とか、門脇麦の誰得な裸体とか、やたらと「えっ!?」が多いとか、唐突な窪塚くんパパになりましたとか、ボケを入れてくるから、まあそういう作品なんでしょう。

愛の渦 [DVD]

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濱口女子大学

 プライムビデオで。あほやな。
 よゐこ濱口と鈴木拓がエロス観点から、やりたいことを一応テレビの枠内でぎりぎりまでやるというコンセプトの深夜番組感が、2010年代も後半になるとむしろ希少価値がある、みたいな番組。お年寄りになってくるとその興奮感ってほとんど忘れていっているけども、若かりし頃は地上波でエロが観られることの希少価値ってなかなかにあったはず。ただ、今やみんながみんな個人でweb環境を持っていて、スマートフォンという端末を持っている時代だと、上記の希少価値というものは雲散霧消したのかもなという気はする。

反逆次郎の恋

 石井裕也監督、反逆次郎の恋。DVDで。
 
↓どこら辺を評価したのかには興味がある。

 ちなみに前野朋哉どこにいた??

反逆次郎の恋 [DVD]

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日本の家 1945年以降の建築と暮らし

 東京国立近代美術館で。常設展が無料という恐ろしい日でした。
 展示されていた、日本の家の少なくないものが、既に現存しないという残念な現実に対しての批評は必要だったのではないか。
www.momat.go.jp

狂い咲きサンダーロード

 石井聰亙監督、狂い咲きサンダーロード。DVDで。素晴らしい。これを学生時代、22歳で撮ったとは。
 それこそ、秋の理由と正反対にダイナミズムの塊だった。

狂い咲きサンダーロード [DVD]

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恋の渦

 大根仁監督の恋の渦。プライムビデオで。そんなに期待していなかったのだけど、大根の実力を思い知った。
 

恋の渦 [DVD]

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秋の理由

 詩人であるらしい福間健二監督、秋の理由。DVDで。おもしろくはないよ。
 清貧で高潔な編集者と、声を失った小説家と、小説家の妻との三角関係も描きながらの90分。監督兼原作兼共同脚本の福間氏は、基本的に映画のダイナミズムみたいなものに興味がないのだと思われる。正直に申し上げて、退屈な映画であると感じた。
 構図に優れ、被写界深度を自在に操り、素晴らしいカットはたくさんあった。でも、それは活動写真足りえない、ダイナミズムに非常に乏しい連なりでしかなかった。

秋の理由 [DVD]

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モテキ

 ドラマ版の方のモテキ。漫画版に増してハイコンテクストな楽しみ方もできるようになっていて、大根仁おそるべし。今更ながらハロー張りネズミを観ようかなと、そう思わせてくれるくらいの出来でした。
 原作は音楽からのハイコンテクストな楽しみ方も用意されているわけだけど、ドラマ版は映像作品であることを生かして、映画からのハイコンテクストな楽しみ方が+αされている。これは非常に楽しい。
 2017年にこれを観ると、東京タラレバ娘との対比をしながら観ることになった。

モテキDVD-BOX (5枚組)

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