フランシス・ハ

 言わずとしれたノア・バウムバックとグレタ・ガーウィグによるフランシス・ハ。Netflixにて。
 David BowieのModern Loveでフランシスを走らせるシークエンスの懐かしさ。

フランシス・ハ

フランシス・ハ

  • メディア: Prime Video

Peace

 想田和弘監督のPeace。Vimeoのuplink cloudで。
 福祉有償運送に従事する柏木夫妻に密着した観察映画。運送の対象者として中心的に撮影される橋本さんの愛飲する煙草Peaceがタイトル。
 不意に聞けてしまう橋本さんの戦争体験。
 この国の現場の困窮を描き出すシークエンスの最中、鳩山由紀夫のきらびやかな演説がカーステレオのラジオから聞こえてくるのがハイライト。

Peace [DVD]

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蓮沼執太 OTHER “Someone’s public and private / Something’s public and private”

 蓮沼執太の「OTHER “Someone’s public and private / Something’s public and private”」をvoid+にて。
 NYでは飲んじゃう人もいるんだなとか、ゴミ箱の上の不安定なスペースに置いちゃうんだなとか、音というよりはインスタレーションへの人間のリアクションが興味深かった。
 一方でvoid+では置き方が大人しい。展示室内のソファーの近くに誰もボトルを置かないところが文化の違いかなと思ったり、日本でもギャラリーじゃなく公園等のパブリックスペースでやれば似たようなものかなとも思ったり。

https://www.voidplus.jp/post/189841275958/shuta-hasunuma-someones-public-and-private
www.voidplus.jp

コーチングのプロが教える「ほめる」技術

 鈴木義幸著、コーチングのプロが教える「ほめる」技術。kindleセールで積ん読しておいたもの。acknowledgementについての要点を要領よく伝えてくれる。サクサク読めて気づきや学びがあるというまさに新書という感じ。

〈NJセレクト〉コーチングのプロが教える「ほめる」技術

〈NJセレクト〉コーチングのプロが教える「ほめる」技術

さよならテレビ

 東海テレビ(FNN)報道部のディレクター土方宏史が監督を務めた「さよならテレビ」。ユーロスペースで。
 テレビ業界の人間でない私にとって、制作者の顔が見えて葛藤が描かれていて、それなりなレベルで編集(演出)されているんだから、そりゃ面白いですよ。でもこの番組はテレビで放送されるべきだろう。この内容を突きつけるべきは、テレビ制作側の人間や、逆に「マスゴミ」と罵って憚らない視聴者?であって、千数百円払って映画館に来る人ではなかろう。
 また、終盤の種明かし的部分は千数百円払って映画館にわざわざ観に来る人には蛇足。この作品を観に映画館に来る種族は、ドキュメンタリーの虚構性なんて百も承知でしょう。
sayonara-tv.jp