あん

河瀬直美監督の「あん」。プライムビデオで。またしばらくは河瀬直美を観なくていいという自信がついた。 演出は控え目、作家性の誇示も控え目、ドリ助の原作を読んでみようかなと思える位の出来で、むしろ「あんこ」の画が魅力的でこれは東京五輪記録映画の…

からだは戦場だよ2018Δ

岐阜はビッカフェにて。 lab.kenrikodaka.com

田根 剛|未来の記憶 Archaeology of the Future―Search & Research

TOTOギャラリー・間にて、田根 剛|未来の記憶 Archaeology of the Future―Search & Research。オペラシティのギャラリーで催されている展示と姉妹展示。 展示スペースが小さいので、どうしてもこじんまりした展示にはなるのだけど、習作をてんこ盛りにした…

もしかする未来 工学×デザイン

新美術館にてもしかする未来 工学×デザイン。個人的には動きをうごかす展の復習。 個人的に印象に残ったのは3Dプリンタで作製した樹脂製グリップで、さまざまに形状を変えることで、握り心地を変化させたもの。素材はすべて同じなのだけど、形状によっては握…

田根剛|未来の記憶 Archaeology of the Future ― Digging & Building

東京オペラシティのアートギャラリーで田根剛の個展。 結構興味深い展示だった。田根の思想的な面(digging and building)を展示としても触れながら、建築模型も言語的な説明もあって、たっぷりと展示に浸ることができる物量が存在した。 個人的に印象深かっ…

沼波弄山翁 生誕三百年 企画展 「萬古焼の粋」

ばんこの里会館にて萬古焼の企画展 「萬古焼の粋」。 萬古焼の起こりから、絶え、再興し、現代の萬古焼へとつながっていく様を、いくつかの説明文と焼き物そのもので追っていくという展示。 結論から言うと、500円で損はしなかったけども物足りなかった。歴…

MIHO MUSEUM

茶杓を軸に据えた企画展と、エジプト・ギリシャ・西アジアから中国までを視野に入れた古代美術品のコレクション展。茶杓の方は、その人の興味次第だろうけど、古代美術品はすごい。古代エジプトや古代ギリシャ・ペルシャ帝国時代の宝飾品やら美術品やらが割…

新素材研究所・ -新素材×旧素材-

建築倉庫ミュージアムにて杉本博司の新素材研究所についての企画展。併せて海外で活動する日本人建築家にフォーカスした企画展も。 モノからコトと言われて久しいが、物語を含んでいるモノの力は衰えていない。天平年間の木材の存在感とそれが置かれてきた場…

名和晃平Biomatrix

SCAI THE BATHHOUSEで名和晃平の個展。 私にとって、名和晃平の作品はテクスチャ。今回はベルベット・細かい鉱物・粘調シリコーンオイルのテクスチャ。シリコーンオイルは動的であって、例えば鴨川のほとりに佇み流れを眺めているように、シリコーンオイルの…

GIRLS

TV

レナ・ダナムが全身全霊で創った(だろう)GIRLS。プライムビデオにて。エピソード10話ずつのシーズンを6まで観ました。 よかったよ。登場人物が大体サイコなので、少なくとも初めの方のシーズンでは、誰にも感情移入をすることはない。対岸の火事を眺める感じ…

蓮沼執太フィル『アントロポセン -Extinguishers 愛知全方位型』

蓮沼執太フィル『アントロポセン -Extinguishers 愛知全方位型』 ライブにはエラーが付きものである。したがって、音そのものとしては、CDの方が優れているだろう。そう考えていた。ライブを体感しても、その考えは変わらなかった。 しかし、帰りの車中、CD…

サバイバルファミリー

矢口史靖監督のサバイバルファミリー。netflixにて。シリアスから破綻していくコメディとして見た。 いろいろと人物描写が紋切り型なのは気になりつつも、冒頭から相応のリアリティを持って描写してくるし、何と言ってもロケ撮影の贅沢感に浸りながら、楽し…

中谷ミチコ特別展示(敬老会特別展2018)

私立大室美術館にて。彼女の祖父の民芸品と、彼女の作品と。 初めて彼女の作品を観た。これは、写真では、伝わらないだろう。型を用いてつくった石膏の窪みに、場合により薄く着色した樹脂を流し込み硬化させたもので、窪みの深さ=樹脂の厚みが目に届く色味…

マイマイ新子と千年の魔法

片渕須直監督のマイマイ新子と千年の魔法。プライムビデオにて。 私は基本的に、アニメーションよりも実写映画を好んできた。それは、アニメーションでしか表現できないものなんていまどきあるだろうかと疑問を持っているからだった。しかしながら、この映画…

藤村龍至展 ちのかたち――建築的思考のプロトタイプとその応用

TOTOのショールーム併設ギャラリー間にて藤村龍至の個展。 圧倒的な物量の習作たる模型が展示され、同時に定点観測的に撮影され連続写真的に編集された映像も展示されていて、設計の変遷がよく見える。また上のフロアでは習作を経て造られた実際の建築物の映…

もらとりあむタマ子

山下敦弘監督のもらとりあむタマ子。プライムビデオにて。 まあ、基本的には大きな主題は感じない、オフビートなぬるいお話しなので、積極的に観る必要性は感じない。一方で、前田敦子の女優としての才能はもっと評価されてもいいんじゃないかなと。 主題歌…

ひとりずもう

久しぶりに、目を潤ませながら、読んだ。ひとりずもう 上―漫画版 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)作者: さくらももこ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/04/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 44回この商品を含むブログ (54件) を見るひとりずもう 下 …

幕が上がる

平田オリザ原作、本広克行監督、幕が上がる。プライムビデオに来たので待ち構えて観た。演劇に対する本広克行の愛が詰まっていた。 弱小高校演劇部に“学生演劇の女王”が接触することで、演劇部もそしてかつての女王も人生を変えられてしまう。そんな物語。 …

内藤 礼―明るい地上には あなたの姿が見える

水戸芸術館で催されている、内藤礼の個展。訪れる価値はある。が、豊島美術館の方がよりいい。 「地上に存在することは、それ自体、祝福であるのか」をテーマに私も会場を歩いた。白い塗り壁、グレーに塗られた壁に反射して、部屋を明るくする日の光。人間の…

タイニー・ファニチャー

レナ・ダナムの原点タイニー・ファニチャー。イメージ・フォーラムにて。 大学で映画理論を修めたところで仕事が降ってくるわけじゃない。オーラは、売れっ子写真家の母と容姿端麗前途有望の妹が住まう実家兼仕事場に舞い戻る。鬱屈とした思いを抱きつつ、ビ…

赤色彗星倶楽部

武井佑吏監督の赤色彗星倶楽部。スクリーンで。 https://m.facebook.com/red.comet.club/ 赤色彗星倶楽部 特報

Maker Faire Tokyo 2018

初めてビッグサイトに入りました。 makezine.jp

きみはいい子

呉美保監督のきみはいい子。プライムビデオで。結構よかった。 学級崩壊やモンスターペアレント(まがい)と相対する新任小学校教師・岡野 自分のトラウマにもとらわれ、娘へ虐待を止められない主婦・雅美 戦争時のトラウマを抱えながら一人で生きてきて認知症…

片桐仁 不条理アート粘土作品展「ギリ展」

19年も続けるということは、こういうことなのか。そう、圧倒される物量。もちろん締め切りに間に合わせるために、クオリティにムラがあることは否めないのだけど、「お仕事」以上の過剰であふれ出てしまっている意欲や衝動が形になっている。一方で、ブレな…

Ascending Art Annual Vol.2 まつり、まつる

市原えつこ、久保寛子、スクリプカリウ落合安奈、桝本佳子の4人展。青山にて。 スクリプカリウ落合安奈の作品は写真もしくは撮影・映写に関わるもので、その中に時間や空間の概念を取り込んだものだったけれど、私の興味はあまりひかなかった。 桝本佳子の作…

正しい日 間違えた日

ホン・サンスの正しい日 間違えた日。DVDになるかわからんからスクリーンにて。 私にとって、ホン・サンスの映画は少女漫画的な楽しみなのかもしれない。 この作品に限らず、ホン・サンスの映画では何が達成されたかには重きが置かれない。つまり少年漫画的…

帝一の國

帝一の國。プライムビデオで。 戯画化すればこう描けなくもない高校生活を送ったので、懐かしさも含めて楽しめた。まあでも、箱庭的世界観を楽しむフィクションであって、それ以上のものではないかな。今をときめく若手俳優女優が並んでいて、そこはキャステ…

夜の浜辺でひとり

ホン・サンス監督、夜の浜辺でひとり。ホン・サンスって全然知名度なくて、映画館が割とガラガラ。 私にとって、ホン・サンスの映画は言語化できないのだけど、魅力がある、そんな映画。本作は、いつも通りのホン・サンス的な淡々感。いつも通りのカメラワー…

動きをうごかす展

東大山中俊治研究室の研究発表展示。&ゲスト作品として藤堂高行さんのSEER。 最終日だったので、すごい人の入り。下に示す森山和道さんの詳細な記事を読むと、そのうえ何を自分が書くかと思わせられるくらい、よく書かれている。予習に読むべきだった。“READ…

22年目の告白-私が殺人犯です-

正直金曜ロードショーなんて長らく観ていなかったのだけど、“監督・脚本 入江悠”の力で観た。脚本よく考えられているよ。 アイデア一本の物語、各々に一応の理由付けがある。殺人犯にも殺人犯の論理がある。そういう意味で極めてオーソドックスに思う。 対決…