2005-05-01から1日間の記事一覧

戦艦ポチョムキン

セルゲイ・エイゼンシュタイン監督の戦艦ポチョムキンを見た。1925年の作品であり、当然白黒サイレントなのだが、今や、そのことが逆に珍しさから良さになっている。中盤中だるみなのか、僕がクラシック聞くとどうしても眠くなる癖が出たからなのか、う…

フランス映画の誕生

フランス映画の誕生という、映画の創成期にリュミエール兄弟が製作したフィルムを集めたものを見た。電車から人が出てくるシーンを撮影した、単なる記録物で動く写真といったものや、ひとネタを撮ったもの、赤ちゃんのけんかを撮った微笑ましいものがあり、…

海辺のカフカ

村上春樹の海辺のカフカを読んだ。世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドのように2つの物語がパラレルに進み、そしてある点において交差する、そんな物語だ。 主人公の少年、田村カフカ(仮)は原罪めいたものを背負い、それに負けないために、世界でい…