2005-07-13から1日間の記事一覧

THE WINDS OF GOD―零のかなたへ

今井雅之原作・主演のTHE WINDS OF GOD―零のかなたへを見た。熱いお話だった。 神風特攻隊の物語。彼らしい熱い思いが伝わってくるものだった。ただ、映画としてのできは悪い。監督の責任だろうか。この映画を見ていると、舞台の方が画面よりもはるかに大き…

河童・或阿呆の一生

芥川龍之介の河童・或阿呆の一生を読んだ。あぶないあぶない。 芥川の最晩年の作品集であり、死後発表の作品が含まれているこの本には死の匂いがぷんぷんしている。芥川らしくなく私小説的であり、絶望に満ちていて、病的で、太宰みたいに精神衛生上よくない…