モノノメ #2

3/17に受け取って、やっとこさ読み終わった宇野常寛責任編集モノノメ#2。 宇野常寛の志を感じる雑誌という一言。「総合誌」が取り上げないだろう分野も貪欲に取り込んでつくられた、宇野の考える総合誌であり、個人的に非常に頼りにしている。 宇野の活動は…

空を見てよかった

内藤礼の空を見てよかった。 私にとって水戸芸の個展は非常に重要なものだったので、可能なら内藤礼作品は触れるようにしているのだけど、これはよくわからなかった。 抽象的な表現なので、読者側の心の在り方が作品の受け取り方に大きく影響してしまうのか…

Chim↑Pom展:ハッピースプリング

森美術館で。私にとってはそんなに面白くなかった。 各展示に説明のテキストもついているので、彼らの意図はわかるのだけど、悪ふざけの域を超えているとは思えない。(うろ覚えだが、)誰かが言っていた、権力者の望む程度の反抗しかしていない的な批評が頭か…

ヨシタケシンスケ展かもしれない

世田谷文学館にて。 この展示のクライマックスは、展示者側の意図通り、入口すぐのおびただしい数のヨシタケシンスケの6穴手帳メモだろう。文字通り圧倒された。 これが作り手の必要条件なのだと、見せつけられたような気持ちであった。 yoshitake-ten.exhib…

人類を前に進めたい チームラボと境界のない世界

猪子寿之と宇野常寛の対談を一冊にまとめたもの。巻末に猪子の言葉によるチームラボの歴史が付されていて、わかりやすい。 猪子寿之は言語化されていない衝動によって作品を創っているようで、それを言語化し思想的な補助線を与えることを自負している宇野常…

人新世の「資本論」

斎藤幸平著、人新世の「資本論」、文庫で。中盤面白く読んだが、基本的には同意できないかな。 著者は資本論にとどまらずマルクスの研究ノートや手紙を読み解く研究をしておりマルクスに心酔しているので「マルクス≒正解」的な世界観からもろもろを語る(少な…

コンテクストデザイン

渡辺康太郎著、コンテクストデザイン。青山ブックセンターでしか売っていないのかな?ABCで購入して読んだ。 ヨーゼフ・ボイスの社会彫刻に強く影響を受けた、ほとんど全ての活動は創作なのであるという渡辺の思想をまとめたもの。文脈・誤読・・・、いくつ…

遅いインターネット

宇野常寛著、遅いインターネット。 文化系トークラジオLifeに出演していた頃に彼の存在を知ったが、それほど印象が良くなく、その後彼の存在をしばらく忘れていた。2015年に知人が高評価を下していることで、J-waveで放送されていた彼がナビゲーターを務める…

批評の教室

北村紗衣著、批評の教室。 「ヒョーロン家」というのは創作にタダ乗りする浅ましい存在として揶揄の対象であったし、現在もその流れをくむ批評に対する斜に構えた考え方は世を席捲していると感じる。かつては私も「ヒョーロン家」(口頭なので音であるが)とい…

福原悠介監督作品「立町三部作」

Vimeoで無料配信していたので。 映し出される老婆の挙動からはカメラの存在が一切示唆されず、どうやって撮影したのかには大変興味がある。

王国(あるいはその家について)

草野なつか監督、王国(あるいはその家について)。パリのシネマテークフランセーズの配信プラットフォーム「HENRI」にて。 恵比寿映像祭で見逃してから気になっていたのだが、ついに観ることが叶った。 あらすじはCINRAで書かれている通り。 出版社の仕事を…

モノノメ

宇野常寛責任編集、モノノメ。最初期に入手してからちびちびと読み進めて、ついにcomplete。 文化系トークラジオLifeで初めて触れたときには、かなりの悪印象だったので彼がLifeに出演しなくなってしばらく存在を感じることなく生活していたのだが、大学時代…

知識人とは何か

エドワード・サイード、知識人とは何か。 一会社員として、それ相応に腑抜けて暮らしているので、まあ刺さるところはありますよ。知識人とは何か (平凡社ライブラリー)作者:エドワード・W. サイード平凡社Amazon

描くひと 谷口ジロー展

世田谷文学館にて。 基本的に漫画を語る言葉を持たないので、云々したくないのだけど、すごかった。谷口ジローにとって、主人公を含め、コマにおいて、相対的に人間の重要度が低いのだと思う。サイズのバランスから言っても、線の密度から言っても。主人公が…

Isomac Venusのトグルスイッチ交換

購入して11年、ULKAポンプに続き、電源のトグルスイッチに寿命がきた。スイッチの分解まではしてないけども、スイッチ内部の接点が不良になった。こんなもの10年くらいで壊れると思わないから、端子の接触不良かと長らく試行錯誤してしまい、スイッチそのも…

魔法の世紀

言わずと知れた落合陽一の魔法の世紀。魔法の世紀作者:落合陽一PLANETSAmazon

アイネクライネナハトムジーク

今泉力哉監督、アイネクライネナハトムジーク。今泉力哉けっこう好きなんだけど、これはダメ。未読なのでおそらくだけど、原作と脚本がうまいことやることを優先していて、信頼できないフィクションに堕ちている。アイネクライネナハトムジーク三浦春馬Amazon

メタモルフォーゼの縁側

メタモルフォーゼの縁側。kindleで。メタモルフォーゼの縁側(1) (カドカワデジタルコミックス)作者:鶴谷 香央理KADOKAWAAmazonメタモルフォーゼの縁側(2) (カドカワデジタルコミックス)作者:鶴谷 香央理KADOKAWAAmazonメタモルフォーゼの縁側(3) (カドカワデ…

ゼロから作るDeep Learning

どうにか読破した。②も買った。ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装作者:斎藤 康毅オライリージャパンAmazon

ルール?展

Tiktokでバズっただかなんだかで、作品に対する興味よりも、自分に対する興味の強い人間が多数訪れていてつらかった。その人達の撮っている写真は作品を背景にした自分なので、すぐに分かった。 www.2121designsight.jp

Mi band 6

AliExpressのHongkong VT Storeから。10営業日で届きました。 >ちゃんと緩衝材付き 上から充電ケーブル、本体、分厚い各国説明書(日本語はない)技適マーク有

螺旋銀河

草野なつか監督、螺旋銀河。ミニシアター・エイド基金のサンクス・シアターにて。 面白いかというと、面白い/面白くないの軸で評価することを躊躇する映画で、一方で作家が語っている通り、作家の思い入れのようなものが色濃く漂っている。特別な映画である…

会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方

会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方。kindle版。 会社の研修でそれ相応には学んでいるはずですが、全然覚えていないし、新鮮にさくっと読めました。会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方作者…

花束みたいな恋をした

言わずと知れた坂元裕二脚本の「花束みたいな恋をした」。「愛がなんだ」以来の劇場で。 2/28の文化系トークラジオ Life www.tbsradio.jp 2/5のアフター6ジャンクションの「週刊映画時評ムービーウォッチメン」および次週2/8~2/10のアト6オープニング www.t…

真実

言わずと知れた是枝裕和監督、真実。Prime Videoにて。 是枝がフランス映画を撮ってみた、そのもの。観れるレベルにされているものの、習作といった趣で、是枝の考える「フランス映画」が表現されている。真実(字幕版)メディア: Prime Video

STARS展: 現代美術のスターたち―日本から世界へ

森美術館でSTARS展。 村上隆・李禹煥・草間彌生・宮島達男・奈良美智・杉本博司のSTARSの展示。 www.mori.art.museum 村上隆のヒロポンとマイ・ロンサム・カウボーイが最初の部屋に展示されているのだけど、小学生くらいの女の子が両親に連れてこられていて…

MediaPad M6

買いました。サクサク。DHLなら5日で届く。 梱包1<>梱包2<>包装ビニルに何か書いてある

南極料理人

沖田修一監督作、南極料理人。Prime videoにて。南極料理人発売日: 2013/11/26メディア: Prime Video

フランシス・ハ

言わずとしれたノア・バウムバックとグレタ・ガーウィグによるフランシス・ハ。Netflixにて。 David BowieのModern Loveでフランシスを走らせるシークエンスの懐かしさ。フランシス・ハメディア: Prime Video

緊急事態宣言#5 MAYDAY

真利子哲也監督作品。プライムビデオで。 世界各地の自撮り映像との編集映像か、と思って観ていたら、唐突に内田慈が現れてびっくり。面白いかと言われれば、NHKスペシャルとかETV特集的な面白さと答える。#5 MAYDAYメディア: Prime Video