good luckという本を読んだ。この本は翻訳本にありがちな2元対立(登場人物の1人が著者の主張に従っている人、もう1人が主張と逆のことをする人)でかかれており、わかりやすいし、著者の主張を伝えやすいと言えば、それはそうなんだろうが、文章を読んでいて、教訓じみすぎているし、どうしても押しつけがましく感じてしまう。
自分の言いたいことをうまくオブラートに包み、自然な物語の中にうまく組み込んでいる、ような、そんな文体が小説として名文だと思う。読者の中に入ってから、溶け出すような、そんな文章がほしいと思った。
- 作者: アレックス・ロビラ,フェルナンド・トリアス・デ・ペス,田内志文
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2004/06/22
- メディア: 単行本
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