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 綿矢りさの「インストール」を読んだ。この本は、主題やら何やらよりも、その軽やかで(軽すぎるくらい)、乾ききった文体に気をとられてしまう。そして、小説家の根本思想(っていっていいのかな?ものの考え方・・・etc)が俺のそれと似ていると思った。簡単に言ってしまえば(最初から簡単に言えよ(笑))共感した。俺だけではなく、同年代の読者には多かれ少なかれ共感できる部分があると思う。これをうまく言葉に置き換えられないのが、俺の未熟さだな。。。と思う。
 あと、松尾スズキによるところの面倒力がものごとの理由になることが多く、「めんどい」のひとことでだいたいのことを済ませることができるってのも、共感できた。
 そういう意味で、この小説は僕らの世代の気持ちを描くことができていると思う。「きょうのできごと」みたいに。

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