乙女の祈り

 乙女の祈りを見た。
 思春期の女の子2人に寄る母の殺害(実話?)の映画で、スローモーションやセピア映像などを用いながら、女の子2人の視点で、淡々と描いていた。個人的には効果的だったと思う。動と静の対比や、伏線となるエピソードなどのおかげで退屈しない映画だった。
 監督、脚本が出した答えは(自殺と他殺の違いはあるものの)、ソフィア・コッポラヴァージン・スーサイズと同じで死によっている。が、ニュアンスは違うように感じた。うまく説明する言葉が見つからないが、とにかく違う。映画の視点の違いのせい?
 どちらの作品にも言えるのだが、僕の未熟さゆえ、なんかすっきりしない映画だと感じてしまう。
 関係ないのだが、こういう種類の人間がすごい芸術作品をつくれるんだろうなと思った。きっと、僕とは世界の見え方が違うのだ。「普通」のひとと「ズレ」を持っているのだ。

乙女の祈り [DVD]

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