小考

 今日、25日付のほぼ日新聞のダーリンコラムで、「ていねいなことば」について書かれていた。一言で言えば、「ていねい」な言葉遣いをする人が好まれるという内容だった。ここ最近っていうか、ここ数ヶ月くらい考えていたこととちょっとリンクしていて、共感してしまった。
 僕自身は正直言葉遣いの汚いほうで、結構失言をしてしまって、あとで後悔をするようなパターンの人間だ。数ヶ月くらい前までは、それでいいや、と、それも含めて俺のアイデンティティなんだと、そう思っていた。それが、本を読み続けてきて、いろいろな人のいろいろな意見を聞いてきて、少しずつ変わっていった。「言葉」ってものの重みについて考えるようになった。何か考えや伝えたいことが自分の中にあるときに、それをなるだけその形のまま相手に伝えることの大事さに気づいてきた。その考えや伝えたいことがいかにすばらしいことでも、いかに意味のあるものでも、それを相手に伝えることに失敗すれば台無しになってしまう、そんな思いが強くなった。
 「ていないなことば」
 少しでも自分を分かってもらおうとする心の顕れだと思う。
 気をつけていきたい。