山田洋次監督の虹をつかむ男を見た。オマージュまみれの映画で、寅さんをちゃんと見たことがない僕には良くできた映画だった。以下、男はつらいよを見れてないやつの戯言。
徳島の流行らない映画館のお話なのだが、そこで上映される名画の形式をつかって物語は綴られる。ニュー・シネマ・パラダイス、東京物語、etc…。そして最後に西田敏行演じる映画館の社長と寅さんとの類似点が明かされる。僕にはおもしろい種明かしだったけど、男はつらいよをそのまま撮り直したようなものだから、シネフィル(死語)の人たちには全くおもしろくない映画なんだろうなあとは思った。
西田敏行は生きていたと思う。一人のテンションで持っていってたというか、西田敏行演じる映画館主のためにつくられている映画だから当然か。。。
あと気になったのはカメラワーク。被写体が完全にフレームに納まっているのではなくはみ出ていた。例えば人間にピントがあっている時、頭が切れている。これのために、圧倒的な傍観者的な視点になってるのかな?よくわかんないけど気になった。
- 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
- 発売日: 1997/12/20
- メディア: VHS
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