文庫本にして、わずか25ページの短編を無理やり商業映画の尺にするために、この映画にはさまざまな工夫が施されている。Vシネかと思うほど頻繁に乳がスクリーンに登場するし(中学生が絶対喜ぶよ)、池脇千鶴脱がせるし、妻夫木くんに半笑いさせつつ「乳かあ」とつぶやかせてみたりするし、新井浩文がやっぱりネタキャラだし、そして何と言っても板尾が普通に出てくるし…。
ということで、面白いか面白くないかと言えば面白い。それだけの映画として観れる。原作と違って2人の仲に決着をつけたり、妻夫木くんの関西弁が板についてなかったり、犬童一心のリアルがしょぼかったりというのは、この映画に関して言えば誤差の範囲でしょ。
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