尊敬されるべきであり尊敬されている長老。感謝され賛美される労働。純真無垢な子供たち。頑固で偏屈な靴修理屋の親父。そして牧歌的な音楽。この映画にはスウェーデンというか世界への肯定に満ち満ちている。世界は影ではなく光として捉えられていて、スクリーンはいつも光でいっぱいだ。
いくつかのエピソードを並べて村とそこに含まれる数人と1匹を映しているだけである。物語ってメリハリをつけているし、カメラの目線はあくまでも子供の高さであり、世界の一面的な肯定はやはり子供たちのものだ。
誰しもが昔は子供だった。少なくとも僕はそうなのだが、昔の記憶は大体いいことばかりで、しかも美化されている。この映画はそこのところで共感を誘ってくる。
小学生くらいの子供たちが男女入り乱れて川(湖?)で泳いで戯れていたから、やっぱフリーセックスの国は違うなと思ってしまった俺はもう汚れていますね。構いません。でもこんな映画を楽しめるんだからまだ救いようはある??
NHK教育向きのほんわか映画を観たい人向き。夏しか描かれてないけど。。。
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