3時間にも渡る大作なのだが、一言で言ってわからなかった。オデュッセイアとユリシーズくらいは下準備で読んでおかなければならなかったのかもしれない。
何かわかるかもしれないから、とりあえずわかったことを書いてみる。
- アメリカから35年ぶりにギリシャに戻ってきた映画監督が主人公であり、ギリシャ初の映画のフィルムを求めて、ギリシャ→アルバニア→ブルガリア→ルーマニア→セルビア→ボスニアとバルカン半島を北上する。
- そのフィルムは惜しくも現像されなかった。
- 空間移動だけでなく、子供時代になったりと時間も動く。それは夢として回収されたり、ほっとかれたりする。
もちろんそれだけじゃないんだけど、骨格はこんな感じか。
これが一言で説明できるようではなく、絡み付いて、物語り、映画が進んでいく。
確かに映像は美しい。どう考えてもスクリーンで観るべき映像だったが、14インチのテレビデオで観ても、雪、川、霧など、美しいものが散りばめられている。
でもわからないものはわからない。映画監督についての映画だからやっぱりメタレベルが導入されているの?どこら辺がどうオデュッセイアとつながっているの?
ここまで来て、やっぱり思うのは、わからないと長い映画はつらい。
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