ゲロッパ!

 この映画は疲れる。何が問題かというと、やたらめったらとカットが切り替わるのが本当に疲れる。しかも、表情どころかしわの1本1本まで見えるくらいに寄ったショットだから、人の顔を目の前で見続けているみたいで、1時間も持たずに疲れてしまった。それというのも、おんがくだけでなくて、カットの切り替わるリズムを使わなければ映画を進められないくらい、脚本がイマイチなんだろうな、たぶん。
 それでも、2時間の映画になっているんだから、井筒は西田敏行と岸辺一徳と山本太郎に感謝しないとね。この手のチープさを大事にしなきゃいけない映画に、色と名前のある役者を大枚はたいて注ぎ込む理由は何?井筒のキャラじゃねえんじゃねえの?

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