アンゲロプロスの映画は不思議だ。彼の映画はカメラの動きも、カットワークも、音楽も、登場人物の動きも、セリフも、かったるい。にもかかわらず、最後まで観てしまう。観せられてしまう。
全てが大きい。そして深い。
セリフは詩であり、スクリーンはキャンバスである。
提示された全てがうそであり、全てがほんとうである。
そして、何にも増して、わからない。
テオ・アンゲロプロス全集 DVD-BOX II (ユリシーズの瞳/こうのとり、たちずさんで/シテール島の船出)
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2004/06/19
- メディア: DVD
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