海でのはなし。

 試写会のチケットが手に入ったので、観てみた。
 まあ、一言で、今になれば、東大卒の電通出がつくった長ーいCM、と要約できてしまえるようなビデオ。ダメ出ししようとすれば30分はできるような、、、まず海撮るんならDVはやめたほうが。西島秀俊の前半の演技はなんかよかったけども。
 タダじゃなかったら腹立つだろうなと思い、帰ろうかと思ったが、引き続いてのプログラム、監督が電通時代に監督したPVやCMの上映とトークショーもタダだし、まあ観とこうかと残ったのだが、こっちは個人的には大当たりだった。CMもPVもインパクトは十分、出演者たちのキャラも強く立っているし、ユーモアが基調になっていて後から思い出せるようないいCM、PVだと思った。CMやPVを構成して、実際に機能を果たすようなモノにする才能を強く感じるような作品(?)だった。
 それで改めて思ったのは、映画とCMやPVは違うもので、つくるのに必要な才能はまったく別のものだということ。"海でのはなし。"は70分も観ているには、情報量が多過ぎる。それはカメラが被写体に対して接近気味であったり、宮崎あおい西島秀俊の会話がやたら矢継ぎ早で、間というものがなくて、嘘っぽかったりするところから来ていて、それはCMやPVの情報量なんだと思う。
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