ジャームッシュの短編集なわけだけど、観て思ったのは、まず、モノクロなおかげで、被写体の質感が手に取るようにわかるということで、印象に残っているのはケイト・ブランシェットが一人二役してた作品での小道具の革の質感が素晴らしかったということ。
そして、この映画はコーヒー(一つは紅茶)とタバコのみが明確な共通点として全ての作品に存在しているのだけど、この短編集においては、こいつらが主演であり、ニコチン中毒&カフェイン中毒の人間どもはニコチンとカフェインの奴隷であり、コミュニケーションもすれ違うしょうもない有機物集合体でしかないこと。
ただ、映画としておもしろいかどうかは、さあどうでしょう。少なくともストレンジャー・ザン・パラダイスの方が100倍おもしろいね。出てる奴隷達はかなり豪華だけどね。
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