塩谷賢の講演

 芸大の茂木健一郎の授業にゲストで塩谷賢が来て講演したようで、その音声ファイルが茂木のページにあったので、ながらで聞いていたのだが、最後の質疑応答で、正しい生き方について、塩谷賢が「正しい生き方は決して楽しいとか面白いとかそういうのではなくて、むしろ苦しくて厳しい」というような趣旨のことを言っていて、『日本語の外へ』を読みながら感じた「もっと自分の置かれている状況を成り立たせているしくみに自覚的になるべきだし、もっと罪の意識を持たねばならない」というようなことであり、もっともだと思った。思っただけで現実として何もしてない俺は死んだ方がいいと思いつつも、ただ死ぬだけならどこかの卑怯な大人と同じで下らんと5秒で思い直し、まだしぶとく生きている。
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2007/05/post_4325.html