題名の通りhelplessですね。
基本的に青山真治の映画が嫌いで、この映画もなんかいけ好かない空気は漂っているんだけど、嫌いじゃないなあと思う瞬間もある、不思議な揺らめきのある映画だった。それは浅野が若いとかじゃなくて(若さなら青春デンデケデケデケの方が断然。かわいさすらある)、門司という街があまりに魅力的なわけでもなくて(都会でない郊外でない不思議な普遍性は感じる)、なんだかわからない。簡単に腑に落ちてしまわない、そんな心地よいわからなさ、観客に「わかる」ことを要求しないようないい意味での放置プレイ感があった。
一言で言えば諏訪太朗の独り勝ちだと思う。まじうざいっす。
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