ツァイ・ミンリャンの河。プロットとして成り立っているけども、投げっぱなし。家族の崩壊と解するのも誤りであろう、乾いた感覚。なんじゃこりゃのままでいい映画。
そんな中で、家族のうち父はホモセクシュアルな人々に触れ合いを求める。息子は首の痛みの錯乱の中、ホモセクシュアルに触れる。この映像が生々しい。自分と比較するに、いかに孤独にあろうとも、ホモセクシュアルには手を出さない自信がある。孤独であれば、己の両の手を生涯の伴侶にする自信があるそんな人からすると、震えと悪寒を呼び寄せる映画だった。私を染めるほどの説得力は感じない。とにかく気持ち悪い。西瓜が観てみたい。この映画でも西瓜が小道具として登場したが。
- 出版社/メーカー: ブロードウェイ
- 発売日: 1999/02/22
- メディア: VHS
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