シュヴァンクマイエルのアリス。予想以上によかった。シュヴァンクマイエルもコンプリートしたくなってきた。
うまく書けないんだけど、夢(睡眠時見るやつ)ってこんな感じじゃないかと思った。細部にどうしようもない矛盾をたらふく抱えているけども、とにかくストーリーは先へ先へ進んでいって、矛盾のことを考えている暇はないというか、世界にどっぷり浸かっているから矛盾に疑問を持たないというか、そんな流れに乗ってしまって、そのまま最後まで行ってしまった。シュルレアリストと言われるだけあって、細部が異様にかつ過剰にリアルで、尖っているというか強いインパクトを持っているから、これくらいのやさしいストーリー(とはいえかなり夢っぽい)がちょうどいいような気もする。
ゴキブリとか以外はグロさが控えめなのもよかった。アリスが何回か痛い目に遭うシーンはなんであんなに痛いんだろう。夢だからか?
友達にヨーロッパはロリータ的エロスが良くわかっていると言われて観たけど、そのとおりかと思います。
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