小笠原旅行記1

 あれだったので小笠原(父島)へ行ってきた。飛行場がないのでおがさわら丸に乗って25時間揺られるしか交通手段がない。
 10時竹芝桟橋発。当初思っていたより人が多い。後にわかるのだけどおがさわら丸は1000人も乗せられるらしい。今回はそんなにいなかっただろうが、盆正月とGWは悲劇のようなスシ詰めなのだろうなと思う。人がいない方へいこうと思ってこの船に乗り込んだ私は、多少鬱になった。
 荷物を2等船室に置いてから船を散策。出航してすぐ、Bデッキの窓の側にイスが並んでいるスペースを確保した若者たちが楽しそうにしていた。嫌な予感がした。ほどなく、嬌声が聞こえ始め、酒盛りが始まった。コールつきの飲み会が始まった。まったくこれだから大学生は。。。この船はカオスだ。
 ごろごろしたり、潮風に吹かれにデッキでたそがれにいったりしてるうちに夜になる。ラウンジという名のリクライニングチェアが並んだ部屋で読書。前の兄ちゃんが美顔グッズで顔をころころしている。記憶の片隅に昼からころころしていた兄ちゃんを見つけた。どんだけ気にしてんだよ。多分寝てるとき以外は常にやってることを考えると1日10時間以上かよ。カオスだ。