殯の森

　河瀬直美の殯の森。イマイチ。
　なんか納得いかない点がいくつかあって乗れなかったのだけど、要は、焚き火のシーンで何で脱ぐ？ということ。
　そして、手持ちのカメラで長回しなんかしたら、僕はカメラマンの存在を意識させられてしまうのだけど、つまり登場人物たちを眺める第三者的なカメラがスクリーンのこちら側にいるということを、主張してしまうと思うのだけど、それで迷子なシーンを撮ってしまうと、なんだかなあと思ったのでした。
　ついでに、萌の朱雀のころにあった、壊れてしまいそうな尾野真千子のかわいさみたいなものはまったく感じられなくて、別に16とか17のときのあのなんとも言えないかわいさが全てではないけど、女の人って過酷な現実を生きているんだなと思った。

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