東京造形大学の学祭

 お友達のお友達がゲストでライブするってんで、誘われて行ってきた。思ったことを数点。
 まず、美大って難しいなというのが第一印象で、やっぱり消化不良な作品ばっかりだし、将来芸術で食ってく人なんて少ないんだろうし、4年間でいったい何を学んでいくんだろうということが気になったし、学祭の割にはみんなのテンション低いし(まあ以前いろいろな経緯もあるみたいだけど)、落ち着いていて祭り感があんまりなくて、切なかった。過去の作品の模倣以外の何でもない作品が多いし、ほかの子とコンセプトがかぶっちゃってる授業の課題もあるし、結果的にあんまり面白くなかったんだけど、美術の世界ってほんとにやくざな世界だと思う。作品の価値って流動的だし、絶対的に見えて実は恣意的だし、投下している労力が並じゃないし、見返り少ないし。

 ただ、浅草ジンタのライブは楽しかった。圧倒的だった。あれは完全に祭りになっていて、最初のほうの照明のチカチカで早々酔ってしまって、手荷物とかあったから不完全燃焼だったけど、すごい気持ちよかった。ドラムとベースのリズムが半端なく気持ちよかった。個人的にはサックスの姉ちゃんのアニメ声よりも、ギターの兄ちゃんの職人っぷりと甘い音色とボーカルの兄ちゃんの甘い声がツボ。まだ、体からリズムが抜けきってない。本当にいい時間だった。
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