こくぼ

 この手のお話はこれまでも何度もあるのだけど、なにか圧倒的なマイナスポイントと圧倒的なプラスポイントを併せ持つ対象にいかなる評価を下すのかというそれだけのこと。
 これまでの日本人は(発言力の強かった人たちは)、マイナスポイントを持っている人間を低く評価しがちで、補って余りあるほどのプラスポイントを持っていても評価されず、平均的なまとまった人間像がよしとされてきたように思う。いわゆる日本的な価値観かなと思うが、それはそれでメリットがあると思う。
 当然弊害もあるわけで、こんな時代だから規格外な人間はみな海外流出してしまうわけで、こういう価値観を維持することのメリット・デメリットを理解した上で姿勢を決めればいいだけかと思う。これはこくぼだけでなく、かなりいろいろなところに顔を出している一般性の高い課題ではなかろうか。
http://sankei.jp.msn.com/vancouver2010/news/100213/oap1002131835018-n1.htm