ted テッド

 ted観てきた。評判ほどではなかったかな。ミラ・クニスが魅力的だった。あの感じは日本人には難しいかなとか思ったり。
 多少なりともメディアに接していれば、この映画がどういう設定の映画かしているだろう。しゃべるテディベアとの24年後を映画的にどう展開して、どう回収するのかを観る映画なわけだけど、そういう観点で観た場合、良くも悪くも予想を裏切れなかったなあと思うのです。男35にしての成長譚だろうなと思った通りに回収されました。
 個人的にちょっとついていけなくて戸惑ったのは、TEDの生き死にが、ボディの完全性に拠っているという終盤で明らかになる設定だった。あんなに観念的な生き物なのに、扱いがエラく即物的なんだなと。

 結局、“大人になる"ということは、“決める"ことであり、ある程度の年齢に至ると、“決める"ということは、“何か選択肢を捨てる"ことで、そのことを2時間かけて(主に男性に)伝える映画なんだろうなと思うのです。