春の庭

 柴崎友香の春の庭。文學界で。
 土地や建物にまつわるお話仕立てになっていて、カンバセイション・ピースを思い浮かべながら読んだ。柴崎友香って急速に「書けること」が増えていっているように思える。
 十二支ネタがしつこくて、「立つ鳥跡を濁さず」にも過剰な意味を付与したくなってしまうくらいだった。

文学界 2014年 06月号 [雑誌]

文学界 2014年 06月号 [雑誌]

古谷さんの偽日記なんかを読むと、自分で気づかなかったことに気づかされて、読んで楽しむだけの側と、さらに他の読み手に楽しみを付与できる側の差が見える。
2014-06-20 - 偽日記@はてな
2014-06-21 - 偽日記@はてな