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ワンダフルライフ

 是枝裕和監督ワンダフルライフ。DVDで。
 以前に観たときはVHSだったか、テレビの深夜放送だったかで、たぶん10年ぶりくらいに観た。冒頭のアンゲロプロスを思い出させる霧で煙ったショットから胸熱でした。
 死者に「あなたの人生の中から大切な思い出をひとつだけ選んでください。いつを選びますか?」と問いかけ、同時に観客にも問いかける。観客は自分の人生を丹念に振り返らざるを得ない。 劇中、役者でない一般の人々のインタビュー映像やエピソードが差し挟まれ、フィクションとドキュメンタリーの境目が溶けると共に、観客もこの一連の人生振り返りイベントに巻き込まれてしまう。
 伊集院光 深夜の馬鹿力で、彼が「記憶の扉が開く」と、他人のトラウマ話を聞いて自分のトラウマ話を思い出すことを称していたが、それの思い出版と言った感じだろうか。
 また、映画制作がハコ番組的に差し入れられ、メタ的な意味合いもあるんだろうなと思う。
 DVDで観たことで観られた、特典映像の「おもいでのたからもの(未公開シーン含む。主演:由利徹)」がよかった。次のセリフはいっぺん聞いてみるべき→「俺の宝物だな。思い出の宝物。」

ワンダフルライフ [DVD]

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