ボーダレス・アートミュージアムNO-MA

 ボーダレス・アートミュージアムNO-MAにて、企画展「HELLO 開眼」。
 ずっと来たいなとは思っていたのだけど、時間がかかりました。会場がボーダレス・アートミュージアムNO-MAとカネ吉別邸との2か所(徒歩8分の距離)あったが、NO-MAでの展示がよりファイン寄りで、こっちが好みであった。
 入館して料金払って振り向いたところにこれがあって、これがひどく印象に残った。

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荒川朋子 いつもみてるよ 「HELLO 開眼」展 NO-MA

 150cmくらいの背丈で、上にウィッグが載せてあり、ぎくりとさせられた。おそらく、人が埋め込まれているのか?と錯覚させられたのだろう。
 ボディは夥しい数の木製ビーズと木製ボールに覆われており、木製ボールの上には2つずつガラス粒が接着されている。おそらく、「草間彌生」を知らずに草間彌生の作品に初めて触れた時の、連続する気持ち悪さ・心地悪さはこんなだったんだろう、忘れたけど。というような生理的な気持ち悪さをかき立てられた。
 作者は、ほかの作品も「毛」への執着を見せる作家のようで他にも多数展示されていたのだけど、上述のファーストインパクトが、企画展全体を通じて、一番印象に残るものだった。
www.no-ma.jp