矢口史靖監督のサバイバルファミリー。netflixにて。シリアスから破綻していくコメディとして見た。
いろいろと人物描写が紋切り型なのは気になりつつも、冒頭から相応のリアリティを持って描写してくるし、何と言ってもロケ撮影の贅沢感に浸りながら、楽しんで観ていた。ところが、父が死ぬ的なシーンから破綻が個人的にもう取り返せないレベルに到達して、後は悲しいシーンでも、痛いシーンでも、怖いシーンでも、全部笑ってしもうた。
私も大人なので、サバイバル数週間もしていてなんで痩せないのかなんて愚問はしません。大人の事情として理解します。ただ、なんで上述の父が死ぬ的な件から急に演出が雑になるのかということは問いたい。フックとしてのツッコミどころだとは思うのですが。
- どこの川という設定なのかとか
- なんでスポークにとんがらせた口を突っ込んで溺れていくのかとか
- 父の不在を示す遺品がズラなのかとか
- SLが急停止してみたりとか
- 「停まってぇ!!!」の一言でSLが停車してみたりとか
もう、ギャグじゃん。
ただ、葵わかなが豚食って泣くシーン、あれは最高だった。
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