誰もが時間を買っている―「お金」と「価値」と「満足」の社会経済学

 鈴木謙介著、誰もが時間を買っている。版元がなくなり絶版になっているのでバリューブックスから古本を。
 鈴木謙介のゆるLifeなる、チャーリーが一人で語る謎のpodcastで紹介されていたので、長年のLifeリスナーながら初めてチャーリーの本を買って読みました。今は関西におらず、そして著書を読まずにラジオやその他宇野常寛に呼ばれて話す場などでしか触れてこなかったので、あっこういうことを研究しているのか、と今更ながらちょっとした驚きを得ました。
 消費を時間の軸から整理して2つに分類し、「減産時間価値」と「加算時間価値」について説明してくれる、そんな本でした。ワンテーマなのでよく言えば読みやすい、悪く言えば薄い本でした。