山戸結希監督の溺れるナイフ。女子中高生に囲まれながら映画館で。ほぼ満席。
個人的にはよくまとめたんじゃないかと高評価。パラりと原作読むと、こりゃ原作ファンは受け入れられないだろうなとそれはわかりました。基本的には過剰な映画で、一方で原作ファンには欠損のおおい映画なのだと思いました。
ストーリーも野太くはなく、あくまでも美しい映像とバックグラウンドというにはあまりにも主張の強い音楽を推進力に、映画は進んでいく。菅田将暉と小松菜奈が追いかけっこをするシーン(森の方)、大きな水たまりを菅田将暉が飛び越えるシーン(、ほかにもたぶんあったが忘れた)、これは映画の魅力を存分に発揮していたと思う。また、指の動きか何かに合わせてBGMがかかるシーンも実に映画らしい心奪われるシーンだった。
加点法で観ていくと、映画の喜びに浸れるのだけど、減点法で観ていくと、引っかかるところの多い映画だとは思います。
上白石萌音がスクリーンに移るシーンはかなり限られるのだけど、非常に印象に残る素晴らしい演技をしている。
音楽があまりに過剰でうるさいという意見には同意します。
gaga.ne.jp
先生の白い嘘
鳥飼茜の先生の白い嘘は、なぜこんなに不快なのか。レイプものだからなのか?餌食となる女たちが早藤の思うがままに振る舞ってしまうためなのか?暴力性をあるがままに描き沈黙による肯定をしているように見えてしまうからか?
- 作者: 鳥飼茜
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海よりもまだ深く
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クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス-さざめく亡霊たち
庭園美術館へボルタンスキー展を観に。
まあ、こんなもんかなと。あの、指向性の高いスピーカーで遊べそう。
www.teien-art-museum.ne.jp
この世界の片隅に
片淵須直監督のこの世界の片隅に。「こうの文代」の5文字を眺めるだけで泣ける人種なもので。
抑制の効いた表現の破壊力、これを味わいました。
konosekai.jp
梅田優子の告白
深井朝子監督、梅田優子の告白。DVDで。
びっくりした。物語を進める駆動力も、観客に次をみたいと思わせる魅力も、なかった。50分でよかった。
梅田優子なる、昼:牛丼屋バイト、夜:セクキャバ、でお金を稼ぎ、割り勘でパコってはヤった男の特徴を手帳に残していくことを趣味・ライフワークとしている女の、どうでもいい一コマ。
学生映画に毛の生えたようなものだろうから、カットの切り替わり前後で小道具にアラがあることくらいは許容だけども(例えば車のルームミラーにかかっているアクセサリ)、
- 主人公の魅力が皆無(牛丼やの後輩やセクキャバの同僚の方が魅力的では?)。カメラが寄って表情で演技しなきゃいけないのに、表情のレパートリーが乏しいし、あの歳で頬を膨らませても・・・
- プロットは人生の端緒に触れているんだろうに、映し出される物語が薄っぺらくてなんでもない。。。
いやーなんというか。
俳優 亀岡拓次
横浜聡子監督の俳優 亀岡拓次。DVDで。
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おとぎ話みたい
山戸結希のおとぎ話みたい。再見して、1度目では気づかなかったアラに冒頭気づいたりしたのだけど、結局は映画の魅力に惹き込まれてしまった。
才能ってこれなのか。
おとぎ話みたい ~LIVE FOREVER Ver.~ [DVD]
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- 発売日: 2016/11/02
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