マンガ
メタモルフォーゼの縁側。kindleで。メタモルフォーゼの縁側(1) (カドカワデジタルコミックス)作者:鶴谷 香央理KADOKAWAAmazonメタモルフォーゼの縁側(2) (カドカワデジタルコミックス)作者:鶴谷 香央理KADOKAWAAmazonメタモルフォーゼの縁側(3) (カドカワデ…
矢部太郎の大家さんと僕 これから。 ひたひたと迫る死の影。デフォルメされ戯画化されている漫画というメディアの魅力かなと思った。大家さんと僕 これから作者: 矢部太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2019/07/25メディア: 単行本(ソフトカバー)この商…
川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムへ。 わざわざ行く意味は、原画を見ることにあると思うのだけど、複製原画がもはやよくできていて、原画の意味とはなんだろうと、そういう迷路に足を踏み入れた感がありました。 川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム
kindleで。 家、マンション・戸建て問わず、家にまつわる小話を、居酒屋社員の沼越さんと、持井不動産の3+1人とを主に登場人物として描く。彼らの隣人や家族も時折登場し、群像劇となる。登場人物それぞれに、それぞれの人生があることをこの上なく尊重し、…
柳本光晴の女の子が死ぬ話。Kindleで。 第1話、物語のすべてをセリフと、登場人物の独白とによって読者に説明していく様を読みながら、こいつはクズなのかと思っていたのだけど、話が進むにつれ、作者が成長していくというのが手に取るようにわかる。 ただ、…
三田紀房のインベスターZが安売りしていたので。まあ、勝たなければいけない“インベスター”なので、負けないための投資をしている私とは全く投資方針が合わないんですが。 保険は後田さん絡んでいるかなと思ったら、やはり後書き部に登場しましたね。インベ…
柳本光晴の響~小説家になる方法~。1巻だけですが、興味深く読みました。 一方で(少なくとも1巻では)題材が小説および小説家である必要性が皆無と感じました。創作系の圧倒的な才能を持つ発達障害を持つ少女であれば、漫画でも作曲でも何でもよかったのでは…
永田カビのさびしすぎてレズ風俗に行きましたレポkindleにて。 世界と自分との関係性や距離がつかめなくなった作者が、その解放の象徴としてレズ風俗に行ったというルポ。という体だが、実際はその前段階たる自分や家族との関係性を分析して言語化・図示した…
熊鹿るりのとある結婚。 ここまで深く考えてしまったら、結婚なんてできないよね。結婚ってなんなんだろう。まだよくわからないよ。とある結婚作者: 熊鹿るり出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2016/04/07メディア: コミックこの商品を含むブログ (1件) を見…
鳥飼茜の先生の白い嘘は、なぜこんなに不快なのか。レイプものだからなのか?餌食となる女たちが早藤の思うがままに振る舞ってしまうためなのか?暴力性をあるがままに描き沈黙による肯定をしているように見えてしまうからか?先生の白い嘘(6) (モーニング K…
鳥飼茜の地獄のガールフレンド。Kindleにて。 女性性を避けずに扱っているし、女性の弱さこそが強さ的なしたたかさも隠すことなく描かれる。先生の白い嘘がいたたまれないので、こっちの方がずっとこころ暖まるわ。 東京タラレバ娘とかこれとか、女性作家の…
ゴトウユキコの水色の部屋。不埒な気持ちで読み始めると大変なことになるよ。 若干ながら不埒な気持ちで読み始めたのだけど、冒頭から「そう来るか!?」な巧みさで、おそらく下巻の最終ページまで瞬きの回数減って食い入るように読み切ってしまった。 そし…
岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ@世田谷文学館。これもなかなか良かった。 岡崎京子デビュー前の極めてプライベートな領域の品(卒業文集とか)から、原画や、当時の雑誌に連載していた文章とその時代背景から、思ったよりも濃いめに展示が山盛りの催しで…
いかにもペンタブで書きましたなブルーハイジ(1) (モーニング KC)作者: ヤマダ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/10/23メディア: コミックこの商品を含むブログを見る
卯月妙子の人間仮免中。これはすごい。人間仮免中作者: 卯月妙子出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2012/05/18メディア: コミック購入: 18人 クリック: 430回この商品を含むブログ (90件) を見る
おうちに置いてあったので。 xyzに次ぐw軸の発見と、そこから取り出せる/閉じ込められるエネルギー、およびそのエネルギーの変換装置である“コイル”を巡るSF。自然科学をある程度修めた身分からすると、ツッコまざるを得ない設定がちょろちょろあるのだけど…
読んだのはKindle版だけど。 画が上手いわけではないし、これはやっぱり話がおもしろいのだろう。さくさくさくさく4巻読んでしまった。 作者が狩猟免許を取って、岡山で狩猟に遊ぶエッセイ。成長譚ではないし、ドラマが詰まっているわけでもなく、淡々と鳥や…
供給されたので読みました。線が細く、多く、おそろしく鬱々とした、湿度と粘度の高い漫画でした。 死刑執行人の家に生まれ育つという原罪を抱え、幼少よりの家庭教師だった神父から教わった道徳との間で引き裂かれつつ、運命に流されていく様が描かれる。近…
羊の木3巻4巻と読み進めたのだけど、不穏さが徐々に形を持って蠢いていく様が、恐ろしい。その進み方がゆっくりであるがゆえに逃げられないような怖さ。穴に落とされて上から水を注がれてじわじわ水位が上がってきているような。羊の木(3) (イブニングKC)作…
草間さかえのうつつのほとり。4年にわたって季刊誌(?)に描かれたものをまとめたもの。漆原友紀の作品を思い出すような、夢うつつの合間を描いたような。 とある理由で田舎の里に越してきた「敬坊ちゃん」と、寺男で天狗や狐などと呼ばれている「弥七」との…
宇仁田ゆみのよっけ家族。田舎あるある? (一応駿太郎が主人公のようなので)転勤と共に、三重県某所の妻の実家に夫婦で移り住み、義理の祖母、義父母、義兄の家族との10人家族の生活を淡々と描く。 1巻しか読んでないのでアレですが、まあ別にって感じ。駿太…
週刊のビックコミックスピリッツの中で宣伝されていたなあくらいに、頭の片隅に引っかかるくらいの漫画だったんですが、供給されたので読んでみました。 やわらかスピリッツ発、というところからも想像がつくような温度のエッセイ漫画。(ほぼ)自腹で、パリか…
今日マチ子のアノネ、。ちょっと私には寓話性が強すぎたかな。 アンネ・フランクとアドルフ・ヒトラーと、彼らを抽出して、登場人物として再構成して、フィクションの中に生きさせてみた(作者言うところの「遊ばせてみた」)作品。 アノネ、(上)作者: 今日マ…
おざわゆきの凍りの掌。17歳にして戦争にとられ、そのままシベリア抑留された、その様を書いたもの。作者が父の経験を聞き出して、かたちにしたもの。 戦争って、マクロ視点としてもちろん国家と国家が戦うわけだけど、ミクロに観ていけばもちろん人間が戦い…
浅野いにおのうみべの女の子を読んだ。磯部はどうなったんだろうなぁ。 うみべの女の子 1 (F×COMICS)作者: 浅野いにお出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2011/03/17メディア: コミック購入: 8人 クリック: 351回この商品を含むブログ (65件) を見る うみべの…
羊の木を買ってみた。ひたすらに不穏。市長の娘が絡んでくるところが、やっぱりねと思わせるのだけど、法務省のおっさん以外、閉じた空間の閉じた人間関係のみが描かれるところが、また不穏。 羊の木(1) (イブニングKC)作者: いがらしみきお,山上たつひこ出…
宇仁田ゆみのゼッタイドンカン。1話と1話の間の展開早すぎませんか?1ページめくったら大学生になっていたり、社会人になっていたり、結婚していたり、飛躍がすごい。 登場人物が少なくて、しかも、どうでもいい人間が出てこないというのは、世界が閉じている…
久保ミツロウのアゲイン!!。大寺さんが自己言及的でおもしろいと言っていたので読んでみた。 アゲイン!!(1) (KCデラックス)作者: 久保ミツロウ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/09/16メディア: コミック購入: 3人 クリック: 120回この商品を含むブログ (…
新井英樹の宮本から君へ。えらく熱い。画が熱い。ストーリーも熱い。セリフもいちいち熱い。 花沢健吾が絶賛するのはそりゃそうだわなと思える。
はたして世の中こんなにいい人ばかりだろうか?? まんがとして読んでいる分にはおもしろいし心動かされるけど、この世界に多少違和感あるかな。 3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)作者: 羽海野チカ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2008/02/22メディア…