柳本光晴の響~小説家になる方法~。1巻だけですが、興味深く読みました。
一方で(少なくとも1巻では)題材が小説および小説家である必要性が皆無と感じました。創作系の圧倒的な才能を持つ発達障害を持つ少女であれば、漫画でも作曲でも何でもよかったのでは?作者の小説に対する愛のなさがビンビンに伝わってきました。
思い出してみれば、作者・柳本光晴がセッション22に出演した際に、小説はほとんど読まないと言っていたような。小説に人生を変えられたようなそういう経験を持っている人ならば、これは描けない作品と感じました。
蛇足ですが、変わった画を描く方ですね。面に水彩のようなタッチを残したり、顔のバランスが崩れていたり。