供給されたので読みました。線が細く、多く、おそろしく鬱々とした、湿度と粘度の高い漫画でした。
死刑執行人の家に生まれ育つという原罪を抱え、幼少よりの家庭教師だった神父から教わった道徳との間で引き裂かれつつ、運命に流されていく様が描かれる。近寄ると・・・的に疫病神扱いされるワケですが、実際心を通わせた後に、己で死刑執行するというのが持ちパターンになるような物語構成で、鬱々とするわけです。ゴシックと明朝(roman)が混在していて、やはり明朝の方が古文書的おどろおどろしさを醸したりもしますな。
- 作者: 坂本眞一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/06/19
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