Yahoo! JAPANで無料配信してたので暇つぶしまでに。
ん?
テレビを編集しただけ?
観る価値なし?
でも観てるとやっぱりそれなりに訴えてくるものがあって、自分の記憶を引っ張り出して、照らし合わせながら最後まで観てしまった。この、エヴァンゲリオンというテレ東で放送されていたようなアニメーションが、どうしてマニア層だけにでなく、普段アニメに興味を持たない種類の人まで巻き込んで爆発的に人気を博したのだろうか?
観ながら(というかテレビ放映本編を観ながらうすうす感じてたんだろうけども)、このアニメには子供しか出てこないなとつくづく思った。もちろんエヴァンゲリオンを操縦するのは子供たちであるし、また、ネルフの連中も皆なにがしかの過去を引きずりながら生きていて、その過去がエピソードとして物語中に挿入され、フラッシュバックしながら、それで物語は動いているのだが、そのエピソードが、いかにもという感じでトラウマティックであり、子供っぽい。なんか言い得てないが、とにかく子供ばかりな世界だと感じた。
その登場人物たちの子供時代の話を組み込むことでこの物語は時間軸的な広がりを手に入れているし、大人の登場人物が発した言葉を、発された側の登場人物が時に思い出し、受け入れて行動することで物語世界の深さ的な広がりも手に入れて、さらにキリスト教も(なぜか愛と幻想のファシズムも)取り込んでいたりで、豊かさを持っている。
いつも陳腐なことを書いてるなと我ながら寒心する。
東浩紀の方が500倍は面白いこと書いてるね。
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