スカートの下の劇場

 上野千鶴子のスカートの下の劇場を読んだ。
 セクシュアリティを題材とした評論であり、いかんせん15年前の文章なので賞味期限切れな箇所もあるものの、結構面白かった。残念ながら題と違ってエロスに欠けているけども。
 女もののパンツを主な視点として、膨大な資料を基に、男と女の非対称性を持論とし、性における他者の欠如、自己完結性(主に女性について)をものすごく観念的にまとめ上げている。

スカートの下の劇場 (河出文庫)

スカートの下の劇場 (河出文庫)