シティー・オブ・エンジェル

 シティー・オブ・エンジェルを見た。言わずと知れたヴィム・ヴェンダースの「ベルリン・天使の詩」のリメイク作品。「ベルリン・天使の詩」が見る側が個々に解釈する余地を残しているのに対して(一般的には詩的に過ぎるという評価)、この映画は、全てを与えてくれる、いい意味でアメリカナイズされている映画だと思った。
 ストーリーも個人的には良かった。天使というだけあって、ファンタジックな雰囲気の中、いきなり濃密なセックスシーンがあって、なんじゃこりゃとなったけど、それも最後に説明されて納得した。
 他の人のレビューによると、強引過ぎて感情移入できなかったという人もいるみたいだけど、個人的にはアリだった。「ベルリン・天使の詩」を先に見たほうがいいかも知れない。
 ニコラス・ケイジをすごい役者だなと初めて思った。うまいねやっぱり。予定外にいい映画でした。

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