阿部和重のグランド・フィナーレを芥川賞受賞記念に読んだ。
出だしの方は読みにくく、途中で寝てしまったが、中盤が一気に盛り上がり、結構面白く読めた。阿部和重らしく、分かる人には分かるネタも入っていたし。彼の作品はデビューの方から、文庫になっているのを4冊しか読んでいないので、まずは文章に漂う匂いが変わっているのにちょっと面食らったが、これは宮本輝が言うように作家としての成熟なんだろうか?なんか角がとれちゃった感が否めないが。
でも芥川賞ってなんなんでしょうね?新人賞のはずなのに。もう全然コンセプトが見えない。阿部和重が新人なのか??疑問も疑問だ。
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/11/06
- メディア: 雑誌
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