久しぶりにヴィム・ヴェンダースのパリ、テキサスを見た。前見た印象よりもよかった。
前半の長い長ーい状況説明を経て、お得意のロードムービー的なストーリーへと移行していくのだが、なんだろう、すごく心の琴線を刺激する。見終わったあとで振り返ってみれば、ウォルトとアンは放置プレイされていて、噛ませ犬だったことに気づくのだけど、見ているうちは完全に2人が頭から離れてしまうくらい、トラヴィス、ジェーン、ハンターの3人に惹きつけられる。次第に心が融け合っていく様子。愛する女を風俗嬢に結果的に貶めてしまった男。愛しているのに、いや愛しているがゆえに違う方向へ歩んでいく家族。弱さをさらすトラヴィスの独白はやはり、名シーンだと思う。
ナターシャ・キンスキーってどっかで見たことあるなと思ったらテスだった。
1回目より2回目の方が印象がいいってのはいい映画ってことかな?
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