テオ・アンゲロプロス監督の蜂の旅人を見た。
アンゲロプロスの映画は初めて見たのだが、なんだろう、大きいものだった。日本という国ではでき得ない映画だと思ってしまった。花嫁を追って360度回る長回し、全てを失った男を演じるマルチェロ・マストロヤンニ、そして美しい少女と共に寄り添う映画館の舞台、そして哀しいラスト、印象に残ったという言い方が当てはまらないような、もっとそっとした感触が残っている。いい映画ってやつだと思う。
テオ・アンゲロプロス全集 DVD-BOX III (霧の中の風景/蜂の旅人/アレクサンダー大王)
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2004/09/18
- メディア: DVD
- 購入: 3人 クリック: 30回
- この商品を含むブログ (46件) を見る