成りあがり

 高校時代以来、久しぶりに読んでみたけれども、やっぱり面白い。
 ピーハツ、コオマンする、ネカ持ち、スリク、デルモ、ワンフなどの文面に踊っているギョーカイ用語ももちろん興味をそそってくれるんだけども、それだけではなく、やつのハングリーさや美学が光っている。文章自体は糸井重里が書いたみたいだけど、E.YAZAWAのエッセンスは十分に感じられるしというか、濃ゆい。やつはやっぱりスターだなと思う。
 そして、巻末のイトイの言葉がちょいイタくて気持ちいい。

成りあがり―矢沢永吉激論集 (角川文庫 緑 483-1)

成りあがり―矢沢永吉激論集 (角川文庫 緑 483-1)