椿山課長の七日間

 安い。ただじゃなかったら金返せというと思う。2時間ドラマでもつくれるレベルだと思う。死後の世界という人間を超えるものを和久井映見とあの程度のCGで表現するのは観客の想像力をナメていると思う。感動はただでも買えてしまえる時代にこの映画のコンセプトがわからない。
 死を肯定するというか、遠ざけない、死は身近なものだという根本的な思想は興味があるわけで、今後の作品でそれをある形として提示してほしい。まあ、でもそれは浅田次郎の問題か?このお話は明らかに映画向きではなく小説向きだと思われる。
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