アルモドバルの「ライブ・フレッシュ」。いやーよくできたエンターテイメント。昼ドラを濃縮した感じ。
出演スペイン人の顔の濃さと男体・女体のメリハリのつき過ぎで面白さを除いても面白かった。まず不条理をみせて観客にその後の展開を想像させておいてから、ちゃんと因果応報的にしてベタなエンターテイメントを演習しつつも、ひねりを加えて、かつ、女にゃ敵わない的なストーリーになっていて、某国の昼ドラを彷彿とさせるお話でありながら、そこはアルモドバル、質がいい。まあ日本人が昼からエロってても肉体じゃ敵わないのはしょうがないと思うけど。
2組の夫婦と1人の男が絡んで三角関係×2って普通に眺めると無茶もいいとこなんだけど、この映画の中では違和感を感じさせないところがさすが。ラテン系に対する偏見はあるかもしれないけども。
ちょい役で出てるペネロペ・クルスはサイエントロジーに引っかかったことを鑑みてもできるやつなんだと思った。
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