名作の誉れ高いミツバチのささやきを学校の図書館で。
主人公の女の子がとてもかわいい。ロリコンの人はたまらんだろうなと思う。舞台はスペイン、たぶんバスクだろう。貧しい村に移動映画館がフランケンシュタインを携えて来る、そんな場面から映画は始まるのだけど、何しろ詩的な映画で、穏やかな小川のようなゆるーりゆるーりしたテンポで(数回だけショッキングなシークエンスがあるけど)最後まで行くので、疲れている私には眠いというのが正直なところでした。
この映画で何をみるかと言えば、美しい景色とそこに生きる人間たちのある種の美を持った、その全体を見るというか、感じることだろう。14インチでみたけど、大地はでかいと思える映像だった。間違いなく、この映画は大きなスクリーンでフィルムをまわして観るべき映画で、14インチの時点で大きく損なっているのだけど。もひとつ、ゆったりとした映画のリズムに身をゆだねながら、主人公アナの心の動きの1つ1つ、揺れの1つ1つを(いい感じに撮ってあるから)我が事のように近くに感じて浸るというのはなかなか贅沢なことだと思う。
ただ、眠いのは眠い。
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