正しい日 間違えた日

 ホン・サンス正しい日 間違えた日。DVDになるかわからんからスクリーンにて。
 私にとって、ホン・サンスの映画は少女漫画的な楽しみなのかもしれない。
 この作品に限らず、ホン・サンスの映画では何が達成されたかには重きが置かれない。つまり少年漫画的ではない。この作品でも、「だらしない既婚の映画監督が訪れた水原で、美しい女性と出会い、彼女と恋をし、そしてその恋は報われない」これだけで説明できてしまうことしか起こらない。本作は2部構成になっていて、対照して楽しめる、それだけのことだ。
 ところが非常に面白い。心を揺さぶられる(とはいえ、上映中、よく寝てしまうのだけど)。これは、何をなすかではなく、どう生きるか(どう生活するか)に私の興味が移ったためであろう。そして、ホン・サンスの映画にはどう振る舞うかしか描かれない。それのみを時間いっぱいを使って描き続ける。
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帝一の國

 帝一の國。プライムビデオで。
 戯画化すればこう描けなくもない高校生活を送ったので、懐かしさも含めて楽しめた。まあでも、箱庭的世界観を楽しむフィクションであって、それ以上のものではないかな。今をときめく若手俳優女優が並んでいて、そこはキャスティングが素晴らしい。
 というのも、志尊淳永野芽郁は「半分、青い。」と極めて類似のキャラクターであり(もちろん本作の方が先)、糸電話という小道具までかぶっている。(北川悦吏子帝一の國にオマージュを捧げるとは思えないので偶然だろう) 日本一のシェイクスピア俳優であるらしい吉田鋼太郎は、おっさんずラブで見せた鍛え上げた演技力を惜しみなくナンセンスコメディに注ぎ込むという所業を、本作でも見せてくれている。
 私が気づいたところではこんなところだけど、キャストの魅力が2018年現在の作品ともつながる形で発揮されていて、ハブとしても興味深い作品と思った。間宮祥太朗の2018年現在は、全員死刑半分、青い。の最新部も観ていないのでごめんなさい。

夜の浜辺でひとり

 ホン・サンス監督、夜の浜辺でひとりホン・サンスって全然知名度なくて、映画館が割とガラガラ。
 私にとって、ホン・サンスの映画は言語化できないのだけど、魅力がある、そんな映画。本作は、いつも通りのホン・サンス的な淡々感。いつも通りのカメラワーク(パンと光学ズーム)近作(というほど近作観てないが・・・)同様、主人公は女性。ただ、自身の私生活が色濃く反映されつつ、主人公がキム・ミニ本人という露悪性。キム・ミニ演じる女優ヨンヒのハンブルクでのエピソードと、しばらくの後に戻った江陵でのエピソードの2部構成。(潔く、暗転して1、2と示される)
 不倫スキャンダルからドイツはハンブルクに逃れた女優ヨンヒ。先輩のもとに身を寄せ、ハンブルクを散歩する。散歩の最中、先輩を先に行かせて橋を渡らせ、自分は橋の手前に跪く。
 時は経ち、ヨンヒはソウルが嫌で江陵に戻る。ガラガラの映画館にて映画を見終えたところ、先輩に出会う。かつての仲間と会話し酒を酌み交わす。江陵に部屋を借り、生活を始めようとする。
 これだけの物語。それがコミュニケーションをつぶさに追い、描き出されると、1時間40分の映画となる。 
 正直言って、キム・ミニも美人ではないと思うのだけど、作中でも評されている通り、魅力的。
 ハンブルクでヨンヒを拉致したのは誰?
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p.s.
まあ、わからんよね。
dokushojin.com

動きをうごかす展

 東大山中俊治研究室の研究発表展示。&ゲスト作品として藤堂高行さんのSEER。
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 最終日だったので、すごい人の入り。下に示す森山和道さんの詳細な記事を読むと、そのうえ何を自分が書くかと思わせられるくらい、よく書かれている。予習に読むべきだった。“READY TO CRAWL”、“F.o.G Face on Globe”、“SEER”が特に心に残った。
pc.watch.impress.co.jp
 
 この記事や末尾にリンクを付す解説冊子(会場で貸してもらえた)を読むと、“READY TO CRAWL”はAM(Additive Manufacturing)技術で組みあがった状態で成型しているとのこと。会場で、耐摩耗性の程度とか質問するべきだったなあと今は思う。

READY TO CRAWL

 F.o.G Face on Globeは単純な動きをしているようでいて、ちょっと球面の面積と平面の面積について思いを馳せるとなかなかに難しいことをやっていることに気づく。入口で再生されていた解説動画を見ると動きが結構繊細で、各々のパーツは単なる鉛直方向の往復だけでなく、回転していたはず。

Face on Globe 「Parametric Move」展から

 藤堂さんのSEERは、裏で制御しているMacbookAirのディスプレイもよかった。SEERが対面している人の顔を認識しているさまが数値化・評価されている。今やスマイルシャッターのような技術もあるのだから、組み合わせると、私が悲しい顔をしているときは悲しい表情を、うれしそうな顔をしているときは共に喜んでいる笑顔を、痛がっているときは共に苦しい表情を示すような、共感型のアンドロイドも技術的にはすぐそこまで来ているのだなと感じる。


www.design-lab.iis.u-tokyo.ac.jp
↓作品解説冊子のPDF
http://www.design-lab.iis.u-tokyo.ac.jp/exhibition/proto2018/pdf/brochure.pdf

22年目の告白-私が殺人犯です-

 正直金曜ロードショーなんて長らく観ていなかったのだけど、“監督・脚本 入江悠”の力で観た。脚本よく考えられているよ。
 アイデア一本の物語、各々に一応の理由付けがある。殺人犯にも殺人犯の論理がある。そういう意味で極めてオーソドックスに思う。
 対決の構図が転換していく様もお見事。
 でも、社会に対する批評性がないんじゃないかな。最近は、社会に対する批評力を持った作品が好みなので、私のリズムにはそんなに合致しなかった(私の勝手)。

特別展「人体」

 国立科学博物館。混み過ぎ。わざわざ平日に行っても、混み過ぎ。
 レオナルド・ダ・ヴィンチの直筆?なのか?なノートなどが見られるのは興味深いのだけど、会場の人はあまり興味なさそうで・・・
www.kahaku.go.jp

蓮沼執太 “SF (screenings and flyers)|上映会とこれまでのちらし”

 最近、NADiffに行き過ぎではないだろうか。つい、サイン入りwindowandwindows買うてもうた。
www.nadiff.com

サーモス ごはんが炊ける弁当箱

 昼食用に。やっぱり、ごはんの味がいまひとつかな。芯はなく炊けますが、もっちり感がないかなあ。カレーと食べるとかならいいのかも。

サーモス ごはんが炊ける弁当箱 約0.7合 ブラック JBS-360 BK

サーモス ごはんが炊ける弁当箱 約0.7合 ブラック JBS-360 BK

演劇1・演劇2

 想田和弘監督、演劇1・演劇2。UPLINK CLOUDの6本パック4本目。UPLINK本当にありがとう。
www.uplink.co.jp
 パッケージにも書いてあり、宇多丸も言っていた通り、「平田オリザの世界」と「平田オリザと世界」という前後編。
 

演劇1・2 [DVD]

演劇1・2 [DVD]

Mediapad M3 デジタイザ交換

 先日の続き。
creep.hatenadiary.jp
こんな感じで届きました。
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↑が包装にも2mm幅と記載されているが、1mmくらいしかないのはご愛嬌。
解体した時の通りにコネクタを接続して、全周を適当に上記テープで接着して終わり。
ただ、液晶がいわゆる尿液晶かな…。