ペーターメルクリと青木淳展

 雨の中、国立近代美術館までわざわざ出張ってったのはこれが目的だったのだけど、まあ中途半端な印象。
 青木淳がこれの会見で語っていたみたいだけど、「建築家としてはできあがったものが建築作品。展覧会に持ってくるものが作品としてはない。図面も作品じゃない。模型も作品じゃない。となると(建築を)見てもらうしかない。(記者会見レポート)」わけで、なにか作品が観られるわけではない。青木に関しては発泡スチロールの模型と本人の思考を言語化したものが、時系列に展示されていて、メルクリに関してはドローイングが並べられていて、学芸員のコメントがつけられているという展示で、建築家が建築を生み出す過程を追体験できるという面白さはあるのだけど、ちょっと思っていたのとは違っていたので、個人的には中途半端な印象。
 狭い展示スペースなのに結構人が来ていて、青木淳ってビックネームなんだなと改めて思った。
http://www.momat.go.jp/Honkan/Maerkli_Aoki/index.html