あいちトリエンナーレ名古屋地区

 岡崎・豊橋はこの前行ったので、今回はあいちトリエンナーレ名古屋地区へ。名古屋市美術館以外の愛知県美術館・栄会場・長者町会場を訪れた。
 愛知県美術館、10F入口にパンフの表紙にもなっているジェリー・グレッツィンガーの想像上の都市の地図が展示されている。大きさには心動かされるものがあるものの、作りこみであったり親しみであったりは空想地図(タモリ倶楽部にも1度取り上げられた)のほうが質が高いと感じた。

みんなの空想地図

みんなの空想地図

 最も気に入ったのは、クリス・ワトソンの作品。各地の波の音に耳を傾け、海でつながった世界に思いをはせる時間はなかなかに優雅なものだった。
 栄会場・長者町会場は全体として小粒な作品が多く、あまり興味をひかなかった。15分入れ替え制で鑑賞できる、損ジャ名古屋ビルの大巻伸嗣の作品は、強制的に15分を奪われ眠気を誘うものの、これもまたこういう美術展ならではの楽しみと思った。
あいちトリエンナーレ2016