国立新美術館にてクリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime。 儀式的なものの文法?みたいな概念に思いを馳せるような、そんな展示だった。 というのも、会場は一貫して荘厳そのもの。それが、形式によってもたらされていることは明らかなのだけど、では、そ…
これはなかなかに心をえぐってくる展示だった。もう、ソニーは過去のレガシーを誇る企業であって、これから実現する未来を語る企業ではないんだろうなという印象を持ってしまった。 メインは↓ My Story, My Walkman 1979年から現代まで1年ごとに区切り、実際…
ソニー様の誇るハイレゾサウンドで(音小さめに。周りにいろいろあるからね。)再現されるフルフィルのwindandwindows。その中を歩いて、各パートの音に耳を澄ませるというのもなかなかにいい経験でした。 www.ginzasonypark.jp
ホン・サンス、クレアのカメラ。DVDで。ま60分ちょいだし、ホン・サンス風味を味わえるというだけかな。クレアのカメラ [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2019/03/06メディア: DVDこの商品を含むブログを見る
代官山のアートフロントギャラリーにて中谷ミチコ : 白昼のマスク / 夜を固める。 この個展では薄く黒を混ぜたアクリル樹脂の立方体にモチーフが埋め込まれているような新作やドローイングも展示されていて興味深かった。 新作も合ったにもかかわらず、もっ…
混まないタイミングを狙って、平日にあいちトリエンナーレ。愛知芸術文化センターと名古屋市美術館と四間道・円頓寺と。 総じての印象としては、小粒というか薄味のものが多かった印象。例の表現の不自由展・その後の影響で複数のKoreanの作品が抗議の展示中…
美術館的にはメインであろう「デンマーク・デザイン」展もそこそこに、三重県立美術館は柳原義達記念館にて。 越後妻有のトリエンナーレもあったし、この後東京で個展もあるようなので、作品づくりにいそしんでいたのであろう。予想よりも作品は多く展示され…
近江八幡のNO-MAにて。 表現への欲望について考えさせられた。そして、齋藤勝利の作品に最も心を奪われた。 www.no-ma.jp
荻上チキのみらいめがね。 (ちょうどメディア芸術祭受賞作品展でWatageを観たばかりなのであれを思い浮かべるのだが、)極めて繊細な心を持った荻上の思いや憤りや迷いやその他心の動きを、極めて素直に書き連ねたエッセイ。長いこと彼のラジオを聞いているつ…
ノア・バームバック監督イカとクジラ。Netflixで。 父母兄弟の4人家族。父はかつての名声はどこへやら、ちっぽけなプライドにすがり世をすねながら大学で教員をしている。母は飛ぶ鳥を落とす勢いの作家である一方、恋愛体質であり浮気を繰り返しているようだ…
1年ぶりに東大駒場キャンパスへ。 去年観たものも多かったわけだけど、スプ子先生がそういえば先生だったなと思い出したり、Clockoidが滑らかで、デンソーの実力を見せつけられたり。 www.design-lab.iis.u-tokyo.ac.jp
↓という形でも話題になってしまったwatageを観に行った。 展示作品の取り扱いと紛失についてのお詫びと今後の対策 – 文化庁メディア芸術祭展示会場内は5~6人制限?となっており、ちょいと並ぶ感じ。 数分ならんで会場へ。触ったり息を吹きかけたりは禁止だ…
ポール・バーホーヴェン監督、ELLE。イザベル・ユペールがとんでもねえな。エル ELLE(字幕版)発売日: 2018/03/02メディア: Prime Videoこの商品を含むブログを見る
是枝裕和監督、三度目の殺人。プライムビデオで。面白くは、なかったかな。 殺人を犯したと自供した三隅。弁護を引き受けた重盛。被害者の娘、咲江。3人を軸に物語が展開される。 筋を二転三転させるとともに、我々が通常信じている「真実」の危うさを突き付…
ホン・サンス監督、それから。DVDで。 モノクロ。 愛人が退職し去った零細出版社社長の下に、新たに働きにやってきたキム・ミニ演じるアルムが、社長夫人の勘違いからビンタされたりなんだり。 神や信仰についての会話劇だった。 2つの時制(アルムがやってき…
MIHO MUSEUMにて「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋」 曜変天目どころか、この企画展自体が30分だか1時間だか待ちが必要になる有様。 自家用車で行くなら、閉館ギリギリくらいに曜変天目に並ぶと、企画展は並ばないし、数分待ちで曜変天目が見られる(閉館…
今泉力哉監督、愛がなんだ。平日午後3時で満席というすごみ。 岸井ゆきの演じるテルコを主人公として、テルコが思いを寄せるマモル、テルコの親友葉子、葉子に思いを寄せるナカハラ、マモルが思いを寄せるすみれを中心に(といっても、前半体感99%テルコの表…
伊勢現代美術館にて。 www.ise-muse.com www.ise-muse.com
言わずと知れたグレタ・ガーウィグ監督第1作レディ・バード。prime videoで。 愛しい映画。レディ・バード (字幕版)発売日: 2018/09/20メディア: Prime Videoこの商品を含むブログを見る
qiita.com github.com↑を作ってみたいのだけど、AWSのアカウントをつくったところで死んだ。 ソースコードが公開されていても、AWS Lambdaにどうやって書くかがわからん。
埼玉県立近代美術館にて。 思ったよりは刺激が少なかった。黒川紀章のHelixが飛びぬけて「impossible」だったけども、まあぬるま湯な展示が多かった印象。 個人的には、岡本太郎の「僕らの東京都設計図」を見て、昨年の表参道での会田誠の個展「GROUND NO PL…
ユーロスペースで月夜釜合戦。上映後ティーチインは佐藤零郎監督・川瀬陽太・瀬々敬久の3人の回。 瀬々が控えめに「映画がうまくない」と言ったように、well-madeからほど遠いところにあるこの映画。後半(特に残り30分くらいから)物語は淀んで物語的な面白さ…
クリエイションギャラリーG8にて光るグラフィック展2。 rcc.recruit.co.jp
クリストファー・ノーラン監督、インターステラー。prime videoで。とんでもない映画だった。 映画は3次元を2次元のフィルムや撮像素子に写し取り、それをスクリーンやテレビに投影して観るものと認識している。メディアの性質上、2次元までしか扱えない。そ…
ひさびさに金曜ロードショーを観た。カメラを止めるな!。カメラを止めるな! [DVD]出版社/メーカー: バップ発売日: 2018/12/05メディア: DVDこの商品を含むブログ (3件) を見る
WAITINGROOMでエキソニモ『LO』 やっぱり、水戸芸でも展示していたアレが一番いいかな。 www.waitingroom.jp
ミッドタウンで未来の学校祭。SEERは愛されておった。 www.tokyo-midtown.com
枝優花監督の少女邂逅。私には少々期待外れだった。 邂逅・・・蚕!?そんな驚きから始まり、感情の描写が続いてちょっと耐えられないなあと感じたところでいきなりファンタジックなプロットに転移するバランス感は悪くない。 そして、確かに中盤の1度の長回…
恵比寿映像祭と提携ギャラリーをいくつか。 最も印象に残ったのは、日仏会館で展示されていた三宅唱(とYCAMの共同)のワールドツアー。主にiPhoneにグリップをつけて撮影したTikTokばりに短い動画を、編集構成したもの。これが、ずっと観ていられる。まさに、…
Huluで。なんでこの内容で土曜9時の枠の数字が取れると思ったのか。素晴らしく面白かったけど、視聴者層間違えちゃった、みたいな結果かと。 このドラマの主題として、私が最も強く感じ取ったのは、女性の自立。娘の母からの自立でもあり、母の娘からの自立…